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女性学講座(2)ー2

月経周期における血中性ホルモンの変動と子宮内膜の変化

はい、この図も難しそうですね。月経周期における各ホルモンの変動を示しています。
脳下垂体から分泌された卵胞刺激ホルモン(FSH)が卵巣の中の卵胞(この中に卵子があります)を刺激し、卵胞がだんだんと大きくなってきます(排卵前には2cmほどの大きさになります)。そこから卵胞ホルモン(E)が分泌されます。急激に増加した卵胞ホルモンは脳下垂体から黄体化ホルモン(LH)の多量分泌を促し、卵胞ホルモンは一時的に減少します。黄体化ホルモンのピークから約36〜40時間ほどで大きくなった卵胞から卵子が放出されます。これを排卵といいます。排卵後の卵胞では出血が起こり、やがて黄色くなってきます。これを黄体とよび、そこから卵胞ホルモンと黄体ホルモンが分泌されます。妊娠しなかった場合、黄体は12〜16日で退行し2つのホルモンの分泌も減少します。この減少により、子宮内膜の血管が収縮し、妊娠に備えて厚くなった子宮内膜に血液が通わなくなり壊死に陥り子宮外に排出されます。これが月経です。このようにホルモンの減少により出血をきたすことを“ホルモン消退出血”と呼んでいます。 通常は月経開始から排卵までが約2週間、排卵から次回月経開始までが約2週間となり、28日の月経周期となります。

ふぅ〜・・・ 読んでいただいている皆さんも疲れたでしょうが、書いているほうも非常に疲れました(正月早々なのに)。看護学生(もちろん医学生も)理解しにくい話ですが、何となく分かったように感じていただければ幸いです。 次回(近日中)は、卵胞ホルモンの減少によりどうなってくるのか、いよいよ核心に近づいていく予定です。

レディースクリニック ばんどう
  院長 板東律雄

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