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女性学講座(3)ー1

お久しぶりです。ついこの間自宅前の梅の花が満開だったと思ったら、あっという間に4月を迎えました。 先日、白浜温泉の近くにある桜の名所、平草原というところに花見に出かけました(お酒はぐっとひかえました)。 例年より開花は遅かったのですが急に暖かくなったために花が一斉に咲き乱れ、非常にきれいでした。 久しぶりにのんびりした休日を送らせてもらいました。
さて、今回は加齢に伴う卵胞ホルモンの欠乏症状にはどんなものがあるかをお話します。

婦人の加齢に伴う卵胞ホルモン欠乏症状の出現

最初に現れるのは“月経異常”です。
40歳代になると卵巣の機能が変化し始め、いろいろな"月経異常"が 出現してきます。まず月経周期が短縮するようになり、それまで28日周期であった人が24〜25日周期に なったりします。その後月経時以外に不正性器出血が現れるようになり、しだいに月経間隔が延びてついには 閉経を迎えます。無月経が6ヶ月を超えると、再び月経をみる頻度は15%以下であるといわれ、 1年を過ぎるとほとんどの場合月経になることは無く、閉経したと考えていいでしょう。
ついで、 40台半ば位からはのぼせや動悸、肩こりなどの“自律神経症状”がみられるようになり、少し遅れてイライラや 不眠、抑うつ症状などの“精神・神経症状”が出現してきます。これらを一般に“更年期障害”と呼んでいます。 閉経後数年すると、膣や膀胱粘膜の萎縮が生じ、おりものや不正出血、尿失禁などの“性器の萎縮”による 症状がでてきます。閉経後10年近く経つと、“動脈硬化”や“骨粗鬆症”などを発症しやすくなります。 このころには心筋梗塞や脳血管障害の発生率が男性と同率になるくらい上昇しますし、半数近くの方は骨が脆くなって きはじめます。

これからは、それぞれの症状についてお話していくことにします。

更年期の月経異常の種類と発見順序

正常月経周期については前回お話しましたね。もう忘れてしまった方は見直してみてください。 卵胞ホルモンと黄体ホルモンが周期的に分泌されることにより規則的な月経周期が作りだされて います。40歳を過ぎる頃から、月経から排卵までの期間(卵胞期)や排卵から月経までの期間 (黄体期)が数日短くなり、そのために月経周期が短縮してきます(頻発月経)。 その結果、月経が月に2回来るようなことが起こってきます。このことは特に治療を必要とは しませんので安心してください。しかし、月経量が多い方は貧血になることがありますから 定期的な血液検査を受けたほうがいいでしょう。その後、不正出血をはさんで次第に月経周期が 長くなり(希発月経)、ついには閉経を迎えることになります。

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